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アメリカに住んでいた、ある高校生の記録。 (元ブログ名「星条旗と俺。」)

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ACT Test について - 概要・考察

Posted by yonish on   1 comments   0 trackback

ACTとは、American College Test(アメリカ大学試験)の略で、
ACTが主催・製作する、大学進学適性試験の1つです。

ACTテキスト
Prinston Review(公式テキストではありません。)



テストの目的はSATと似ていて、比較されることもしばしば。
しかし、ACTはSATよりも、アメリカ中部の大学でよく使われる傾向にあります。

Wikipediaにちょうどいい画像があったので貼っておきますね。
SAT-ACT 受験者地域比較

SATがオレンジ、ACTが青です。
なんと明白なことか。インディアナだけ浮いてますが。
面積ではACTの方が多く見えますが、人口で考えると多分SATの方が多いです。
ただ、Wikiの記事によれば、最近はSATはフェアではないという批評も多くなっているとか。


日本から留学する場合、SAT圏内の大学へ行く人が多いと思います。

また、日本からアメリカへ帰国子女として帰る場合も、
慣習的に、歴史の長いSATを受ける人が多く(日本人の分布と人口の関係もあるでしょう)、
塾などでも、ACTでの合格データが不足していて、合格ラインを引くのが困難なためか、
やはり、ある程度結果がはっきりと見えているSATを使う人が多いのが現状です。



が、SAT圏内でもACTを用いることは可能(大学にもよりますが)なので、

どちらが良いかはテストの内容や評価等を吟味して決めるといいのではないかと思います。


ACTの方が点数が取れる人、SATの方が向いている人等様々なので、
どちらも一度受験してみて損はありません。

どちらかといえば、形式はACTのほうが日本のセンター試験と似ている気がします。


非公式ですが、SAT/ACT Conversion Chartというものもあります。
厳密には変換することはできませんが、これでだいたいの比較をすることができます。

これによれば、僕の場合はSATの方が若干点数が取れていることになります。



さて、では概要です。

SATと比較しながら説明しますので、先にSATの概要について読んでおいていただけると楽かと思います。
以前の記事:
SAT Testについて - 概要・考察 (1)
SAT Testについて - 概要・考察 (2)


まずACTは、
EnglishReadingScienceMathematicsの4科目からなります。

オプション(有料)で、ここにWritingを付け加えることもできます。多くの大学ではWritingを受験することを推奨しています。
(僕は学校で受験したので付けませんでしたが。)


Scienceがあるのが、SAT Iとは異なる大きな特徴ですね。
ACTのEnglishは、SATで言うWritingからEssayを引いたものに相当するもので、文法に関する問題が主になります。


各教科は2から36までの点数で表され、
「ACTのスコア」と言う場合は、
多くの場合、その平均得点(Composite Score)を呼びます。
Composite Scoreもやっぱり36点満点です。


で…とりあえず僕のスコアは。

English: 25
Reading: 22
Mathematics: 36
Science: 26

Composite: 27

です。

Mathで36点取れたのは…たぶんまぐれですね(-_-;)
ちなみに1問間違えてます。(行列式を求める問題でした)



ではテストの内容とか。

ACTには、SATとは違い、ペナルティというルールがありません。
そのため、空白にしておくということを考える必要がなく、
この点はSATよりも気楽に受験できるということです。


空白の埋め方は、こちらだと「Letter of The Day(今日のアルファベット)」というものを一つ決めて、
それで全て埋めなさいということをよく言われますが…

そこら辺はまぁ…お任せします。



セクションの分け方は、SATのように小分けで交互に出題されるのではなく、
3教科が順番にまとめて出題されます。

そのため、SATよりも時間管理が重要になってきます。



では、各セクションについて。

Mathematics(60分、60問)

基本的に、問題はSATよりも捻りがありません。

しかし、全体的に文章問題が多い(余計な情報がたくさん含まれている)印象を受けました。


また、問われる知識も、
SATでは基本的にGeometry(教科の名前(幾何)、およそ数I・Aレベル)以下で、Trigonometry(教科の名前(三角関数)、およそ数I~数II相当)レベルの知識を要する問題も割と出てきます。



(アメリカの数学は日本とは区別の仕方が違います。
学校によっても違いますが、 うちの学校では
Algebra I→Algebra II→Geometry→Precalculus→Trigonometry→Calculus
の順で教えています。(Alg IIとGeomが逆だったり、TrigがPrecalに含まれる場合もあります。)

Trigonometryを履修済みということはAlgebra IIも履修済みであることを意味します。
Algebra IIには、
簡単な総和、行列、円・楕円のグラフ、標準偏差、等も含まれるので
(難しい応用ではなく、あくまで基本的な問題)、その辺りも勉強しておく必要があります。)





時間ですが、1問に1分という時間は長いようで短いです。
特に初めの方の簡単な問題で時間を使っていると、後々後悔することになります。
先に後ろの方からやってしまうのも一つの手かもしれません。


何にせよ、油断するなということです。


数学に関してはSAT同様、関数電卓を使用することができますが、
SATよりも少し制約が多い(TI-89、TI-Nspire CAS等が不可)ので、事前に確認しておきましょう。

ACT FAQ: Calculator



English(45分、75問)

ACTのEnglishは、SATのWritingからEssayを引いたようなものです。

出題形式は、長文の諸所に下線が引いてあり、それを訂正する問題や、
中くらいの長さの文について、文章の段落構成、文構成、表現、文法を考える問題などが主です。


SATと比べると、文法系の問題よりも、ややイディオムに関する問題が多めです。


単語は比較的易しめで、文章は割と読みやすいですが、説明文だけではなく物語文についても出題があるので少し分かりにくいときもあります。


また、たまにSATにはない「OMIT the underlined portion」なる選択肢が現れる場合があります。
要は、下線部を削除するということです。

真偽は定かではありませんが、僕はアメリカの先生に、
「特に消してはいけない理由が思いつかなければこれを選びなさい」と言われました。
僕も一応、そんな気がするので同意です。
そもそも出現頻度の低い選択肢なので、それだけ正解である確率が高いと思われます。

時間はギリギリですが、思ったよりは短すぎませんでした。
落ち着いて、できる部分から確実に解いていきましょう。



Reading(35分、40問)

さて、大ボスのこいつですが(

SAT同様、やっぱり日本人にはちょいと難しいです。


問題形式は、長文が全部で4つ(各750単語程度)。しかしジャンルは決まっていて、
フィクション(Prose fiction):1社会科学(Social Science):1芸術(Humanities):1自然科学(Natural Science):1

からの出題になります。各文章に10問ずつです。


個人的にはフィクションの話がサッパリなので、
自然科学のような説明的文章から解いていくことをお勧めします。

オススメは自然科学→社会科学→芸術→フィクションの順です。


文章中の単語はやや難しめです。SAT程のボキャブラリーは不要ですが。

また、時間を4で割ると分かりますが、
各文章には平均9分弱の時間しか掛けることができません。
タイムキープはしっかりと。

間違っても減点されることがないので、どの順番にやるにせよ、
最後の5分を切ったところで、一度全て選択肢を(適当に)埋めましょう。



Science(35分、40問)

さて、巷では裏ボスと呼ばれるこのScience。


大問は全部で7つ。
各大問にはテーマがあり、実験や理論などさまざまです。


実験がテーマの場合には、実験の背景や内容、結果等が与えられ、それに関しての問題。
(ex. 坂道からボールを転がして加速度の実験 / 進化論に関する図を与えられて考察するなど)


理論や討論がテーマの場合には、まず2つくらい意見が与えられ、その二つを比較する問題が出題されたりします。
(ex. プレートテクトニクス説について賛成派と反対派の意見を与えられ、その矛盾点などについて)


そして時間ですが、各大問には平均5分。
なかなか厳しい時間となっています。

そのため、Scienceセクションは理科と言うよりは英語と呼ぶ方が正しいかもしれません。

速読が求められるので、これについては練習をしておく必要があります。
きちんと時間を測って練習すると、驚くほど早くなったりします。


また、図のついている問題に関しては、文を読む前に、図だけに一度目を通しておきましょう。
図を見ただけで分かってしまう(元素記号表など)場合は、問題に移りましょう。
分からない場合のみ文章を参照する形にすれば、読む時間と大問に掛ける時間を節約できます。


テスト開始後はまずザッと全体に目を通し、
難しそうなものは避け、簡単なものから解いていくようにしましょう。



Writing(30分)
ACTは、$15追加することでEssayのオプションがあります。

僕は受けていないので詳しくは書けませんが…

多くの大学ではWritingを推奨・必要としているようなので、
本格的にACTを使おうと考えている方は、受けておくことをお勧めします。



その他

問題を入手できる場合は問題を入手しましょう。
SAT向けのテキストで練習しても、ほとんどACTの練習にはなりません。
問題の形式に慣れることが重要です。


ACTは公式のテキストも売っているようですが、僕の先生は「The Princeton Review」というシリーズが気に入っているようでした。


僕も持っていますが、それしか持っていないので、実際どうなのかは知りません。
とりあえず練習問題は参考になりましたが。


特別にテキストを用意できない場合でも、
公式サイトでいくつか練習問題が公開されています。

ACT Test Prep

「Question of the Day」

「ACT Sample Questions」

こちらも参考にしてみてください。


ACTもSATと同様、何度も受験することができます。
一度悪い点数を取っても諦めず、何度でも挑戦しましょう。



以上です…かね。
ACTの記事はこれ一本にしておくつもりなので、質問があればコメント等からリクエストしていただけると。

何か他に書けることがあったらまた追記しますね。


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2017.03.12 00:38 | | # [edit]

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