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アメリカに住んでいた、ある高校生の記録。 (元ブログ名「星条旗と俺。」)

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Advertising Military?

Posted by yonish on   2 comments   0 trackback

6時間目は化学の時間だった。

午後のまどろみと闘い、30分後に迫った放課後に思いを馳せながら、

僕は、モル濃度と重量モル濃度の違いの説明をそっと、右耳から左耳へと受け流していた。



その時。
突然、トントンとドアをノックする音が響いた。



先生が扉を開けると、入ってきたのは軍服をまとった青年。

胸には「United States Air Force」の胸章が眩しい。

緊張感が一斉に教室を包み込んだ。

静寂の中で、彼はゆっくりと唇を開く。

息を小刻みに吸い込みながら、彼の発した第一声は…










「U.S. Air Forceの鉛筆と名刺、欲しい??」




…実はこの人はうちの高校の卒業生で、

Air Force(空軍)の宣伝に来た人でした。


USAF鉛筆~
なぜか2つくれた名刺。


え、軍隊の宣伝すか?
戦時ですか?(・_・;)

と思ったでしょうか。


でもこれも、
アメリカでは(少なくともうちの学校では)よくあること。


高校を卒業後のメジャーな進路として、アメリカでは大学や就職の他に、
「軍隊(Military)」という選択肢があります。


そこで時たま、高校の卒業生が授業中に電撃訪問して、
それぞれの軍内での生活を生徒に語ったりするわけです。


アメリカの軍隊には、
Army(陸軍)Navy(海軍)Air Force(空軍)Marines(海兵隊)Coast Guard(沿岸警備隊)があります。
僕はあんまり興味もなく詳しくもありませんが…

前は社会の時間にArmyの人が来て、
オーストラリアでパーティーがあったよ、楽しかったよ、美味しかったよ、
だからArmyに入ってよ!という説明がありました。
いや食い物で命を釣るなよ…


その前は数学の時間にAir Forceの人が来て、
訓練中に戦闘機が操縦不能になってパラシュートで脱出した話を聞きました。
…危ねぇよ(-_-;)


いつどこの授業で出てくるか分からない神出鬼没な人たちです。
授業もつぶれるし、先生は迷惑じゃないんでしょうかね…



でもこれもアメリカならではかなぁと。
日本で自衛隊が宣伝に来ることはあんまりないでしょうし…



アメリカでは軍隊に入ることが名誉とされています。
さらに、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、
アメリカで軍隊に入っているといろいろとオトクな特典が付いてきます。

例えば飛行機の搭乗券が格安で手に入ったり、(航空会社がMilitary価格というのを設定している)
ホテルが安かったり郵便が安かったり。
大学に無料で行かせてくれたりもします。

これが政府の指示なのか企業が勝手にやってるものなのかは知りませんが、
こういう優遇策を設定しているって言う辺り、やっぱり力の入れようが違いますよね。

さらに名刺の裏側にも…
いいことリスト
・高い給料
・家と食べ物の税金が浮く
・毎年30日間の有給
・レクリエーション施設の提供
・世界最高クラスのチームでの活動
・医療&歯科サービス
・他では受けられない教育とトレーニング
・空軍大学への入学&大学への奨学金援助
・最先端技術と関われる
・アメリカへ尽くすことができる

これだけの利益があるということです(微妙なのもありますが)。

日本の自衛隊ももしかしてあるのかな?
あんまり聞いたことがないんですが…



僕は入隊するつもりはありませんが、
周りでは結構そういうところに行く人も多いようです。
高校でスポーツをやっている、勉強の苦手な体育会系の人とかがやっぱり多い気がしますが。

でもAir Forceはちょっとカッコいいな…とか思ったり。(^_^;)



しかし正直、こういう宣伝はやりすぎかなって思います。

軍に入隊するってことは命を賭けるってことで、
それはお金食べ物や、ましてや鉛筆なんかで釣られていいもんじゃないと思います。

ここら辺はほかの民間企業とは区別して、
慎重に宣伝なりなんなりを行うべきじゃないかと。

韓国のような徴兵制度よりはマシかもしれませんが…(-_-;)

前にPledge of Allegianceの記事を書いたときはアメリカの愛国心も良いと書きましたが、
これに関してはちょっと行き過ぎてる気がします。


こういう宣伝があるからこそ、アメリカが強い軍隊を維持できるというのも、
一理あると言えばあるのですが。



でもやっぱり、日本でこういうのはやってほしくないなぁ…(゜-゜)

無責任ですが、アメリカに守ってもらえる日本は楽ですね。(^^;)


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