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アメリカに住んでいた、ある高校生の記録。 (元ブログ名「星条旗と俺。」)

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Hyphenated American

Posted by yonish on   4 comments   0 trackback

“Hyphenated American”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。


アメリカが多民族国家であるということはよく知られた事実です。

そのため、先祖がドイツ出身だったりフランス出身だったり、
メキシコ出身のいわゆる「ヒスパニック」と呼ばれる人、
黒人を先祖に持つ人など、この国では様々な人々が入り交じって生活しています。


これらの人々を区別して言うとき、例えば日本人とアメリカ人のハーフなら、
日本語では「日系アメリカ人」などと呼びますが、
英語では「Japanese-American」というように、二つの国をそのまま続けて表します。
(ハイフンは入れない場合もありますが)

ドイツ系ならGerman-American
メキシコ系ならMexican-American

このようにハイフンを入れ(hyphenate)て呼ぶことから、
これらの人々を総合して「Hyphenated American」と呼びます。
(軽蔑的意味合いも無くは無いので、あくまで文語的表現ですが)



どうでしょう。
アメリカの特徴をよく表現した言葉だとは思いませんか。

もちろん日常的に、「アイツは○○人だ」というように区別されながら生活しているわけではありません。
ただ、自分の国に対しては、やはり想いを捨てきれない部分はあると思います。

アメリカはそんな人たちにとっても、とても住みやすい国です。



ヨーロッパからアメリカへの移民は1900年代辺りにピークを迎えました。
ちょうど今から100年くらい前の計算になります。

それから第一次・二次世界大戦を経て、
移民の人たち、特に両大戦でアメリカと敵対したドイツからの移民などは、
非常に大変な思いをしたと思います。

真珠湾攻撃の直後に、ハワイの日本人が隔離された話も割と有名ではないでしょうか。



日本のような単一民族国家とは異なり、
アメリカは何かと人種問題に関して苦労をしてきた国です。

だからこそ、そういった問題に立ち向かえる術と、
円滑なシステムを取り入れざるを得なかったのだと思います。



これから世界進出、グローバル化を目指す多くの日本企業にとっても、
人種問題は言語や文化と並んで大きな問題となると思われます。

「日系アメリカ人」という言葉は聞いたことがあっても、
あまり「アメリカ系日本人」という言葉は聞いたことがない。

そんな時代も終わるのかもしれません。



人種差別を根絶することは不可能と言っていいでしょう。
それは恐らく、人間のDNAに組み込まれた本能的行動です。

しかし、その「本能」に対して、どれだけ「文化」で対抗できるのか。
どうすれば相手を受け止められるのか。

真剣に考えなければならないことだと思います。



大切なことは、必ずしも相手を自分と等しいと考えることだとは限りません。
相手にだって自分の文化があり、尊重されたい個性があり、主義がある。

だからまずは相手の文化を知り、受け入れる。
難しくても、とても大切なことじゃないでしょうか。


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